障害者雇用のメリット・デメリット

メンタルヘルス

はじめに

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あなたはもし何かしらの障害をお持ちで、就職先で苦労しているなどストレスを抱えていませんか?

一般雇用(障害者雇用ではない)に就職したはいいが、業務がキツすぎると感じていませんか?

残業が多いと感じていませんか?

今回は筆者(発達障害持ち、前職事務職の障害者雇用に従事している身の私)が実情について、伝えていきたいと思います。

前提:障害者雇用とは何か?

障害者雇用とは、物理的、知的、精神的な障害を持つ人々を積極的に職場に採用するという考え方または行動です。多くの国では、障害者の社会参加を促進し、彼らの生活質を向上させるために、企業に障害者雇用の義務が課されています。これは法律により定められていることが多く、障害者雇用の割合、支援制度などが規定されています。

このように、最近では障害を持つ人々を一定の割合で雇用したり、積極的に経済活動に参加していくという営みです。

私の会社は某大企業の特例子会社で障害の種類にもよりますが、身体、精神(発達も含む)が一緒になって一般的な事務職(Excel、電話対応、資料作成、企画など)の分野に従事しています。基本的に親会社の方針に従い運営されています。

業務のコンセプトは?

無理せず、でも自分ができる範囲で自己成長していこう!というのが私の会社の掲げる目標です。専門的すぎる特別難しい資格が必要な業務はありませんが、一般的な事務職に必要なスキルは求められます。中には言葉が発しにくい障害の方もいらっしゃり、苦手な電話対応を協力して回していく、みたいな、自分の得意な分野でお互いがお互いをカバーして協力して業務を遂行していこうって感じです。

業務のレベルは?

一般的なExcelの集計に必要な関数、(SUMIF関数などのスキル)これくらいは求められます。だからといって必ずしもMOSの資格が必要かというとそういうわけではありません。取得しておくともしかしたからアピールになるかもしれませんが、少なくとも私はそのような資格は所持していません。例えば、この範囲の集計方法が分からないとかだったら、その場でインターネットで調べて実務に当てはめるような応用力、後者の方が仕事をするうえでは重要なスキルになってきます。

残業はあるの?

ほとんどありません。面倒臭い申請をしないと残業が強制的にできないような仕組みになっています。過去には残業が発生したこともありましたが、業界全体の市場規模が背景にあったり、デジタル化(例えばペーパーレス化)を推進したり、中にはPythonやVBAで業務を自動化するような取り組みが進められているので、作業時間の短縮や、意思決定がスピーディーになり、今では私も残業はしていません。

どのようなスキルが必要?

一般的なOfficeの使用知識、最近だとリモートワークの推進で在宅勤務が加速したので、テレワークでもコミュニケーションが取れるスキルは必須になります。また、VBAが組めるだけで重宝される人材になります(必須ではありません)私は調べながらではありますが、VBAを少し組めるので、MOS資格は所持していませんが、社内評価は高いです。また、障害持ち社員が主体となって業務を運営していく(昇進を目指す)マネジメントスキルも重要になってきます。

メリットに感じていること

スキルを磨くことでちゃんと評価されるのは魅力的です。また、カレンダー通りにちゃんと休めて有給も取りやすいのは働きやすい部分ではあります。さらに、分かりやすいようなパワハラはありません。人間関係の衝突はどこの組織でもあると思うので、そこは障害者雇用に限ったことではないと思います。

デメリットに感じていること

給料は一般的な水準よりは低いです(私の場合手取り16万円)。これがネックとなって将来の不安を感じていますが、こればかりは副業するなど他の策を考えるしかありません。私の会社だとインフルエンサーや、ハンドメイドや小説を書いている人など、他の収入源が確保できている人も存在するので、時代の流れに身を任せる生き方を選択するのが良いかもしれません。また、私の会社だと社員全員が何らかの障害持ちなので、気を遣って疲れてしまうことはあります。そこら辺はちょっとメンタルが疲れる要因でもあります。

総括

自分が障害持ちで無理をしてしまっていると思っている方は障害者雇用という選択も一つの生き方だと言えるでしょう。また、なぜか会社で上手くいかないと感じていらっしゃる方は、通院やカウンセリングを受けるなど、自分の健康状態を客観的に判断してもらうのも良いでしょう。いずれにせよ、障害者雇用というのは一つの選択で、必要以上に無理をしないための雇用形態の一つです。私はブログを始めましたが、副業としては上手くいっていないので、別の方法も模索しようかとも思いますが、副業という選択ができるというだけでも大きなメリットと言えるでしょう。もしあなたが何らかの障害があるかもしれない(精神的に疲れてしまって鬱病になってしまったなど)これも障害者雇用を検討する材料の一つにはなると思うので、この多様な価値観が重視される時代に、障害者雇用も一つの選択肢として候補に入れてみることはいかがでしょうか?それでは健闘を祈っています。

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