A型作業所は障害者がフリーランスを目指すための職業訓練校という件

発達障害

発達障害の僕が障がい者雇用の会社を退職してフリーランスを目指そうと決意した経緯

前職を退職した理由

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こんにちは。皆さん。私は前職の事務系障がい者雇用を退職しました。

私には発達障害(ASD、ADHD)がありますが、一般雇用時代に大変な思いをしたため、障がい者雇用を選択し、しばらくはうまくやってきました。

障がい者雇用を選択し、一定の配慮はしていただいたため、しばらくは辛いこともありましたが、得意なスキルを活かし、頑張ってきました。

しかしそれでも、就職して5年に差し掛かろうとしたある日、会社の方針で新しい業務が言い渡されました。

もちろん、発達障害の僕にとって、得意な分野を社内で活かせたところまでは良かったのですが、苦手な業務が足を引っ張り、最終的にはキャパオーバーで体調不良の要因となり、頼みの綱の障がい者枠でさえもまともに職務に従事できない状態となってしまいました。

転職先が決まっていない状態でやむを得ず退職をした

退職後の決意

退職後、障がい者雇用でも上手くやっていけるか心配だったが、とりあえず障がい者の求人情報が載っているアプリから3社の企業に応募し、履歴書を郵送したが、全て書類選考で不採用となった。

そこで、NPO法人の就労支援センターの職員さんに助けを求めるような感じで次のステップを一緒に探した。

3候補上がったが、再就労のための就労支援施設2か所と、A型作業所を紹介していただいた。

就労支援施設は一般的には、企業に就職という目的に沿って訓練プログラムが組まれていることが多いため、就職を目指している人にとっては、とてもありがたい存在であろう。

私は一般雇用が無理だと判断して、障がい者雇用に就いたが、それでも苦手な業務に対応できずに退職したので、それが少し気がかりだったが、就労支援施設の体験プログラムを受けてみることにした。

体験した内容は、指定の箇所にボルトとワッシャー装着する作業、およびピッキングだ。

スパンの短いルーティン作業でイレギュラーなことは少ないが、ADHDもあるせいか、集中できずに途中で飽きてしまい、とても苦痛だったのを今でも覚えている。

もちろん、その業務が自分に合っているという人もたくさんいらっしゃるだろう。

その利用者にとってメリットがあることはとても理解している。

残念ながら僕には合わなかっただけだ。

1日体験を終えただけで、その就労支援施設にはお礼を言って、入所するのは辞退した。

2か所目の就労支援施設も同じような理由で辞退した。

A型作業所の検討

最後に就労支援センターの職員さんに紹介していただいたA型作業所だけは前者2か所とは明らかに雰囲気が違った。

一般雇用に就職するためのプログラムしか用意されていないのかな?と疑問に思いながら見学させていただいたところ、予想に反して、利用者さんが様々な作業をしていた。

工場のように軽作業をしている人、求人冊子の情報入力をしている人に加え、絵を描いている人、プログラミングの勉強をしている人、画像編集をしている人、AIを使用している人など多種多様な自分の好きなことを業務内容にしている人が少なからず存在したことに感銘を受けた。

そのA型作業所の職員さん曰く、ノルマは無いそうなので、自分のペースで自分のやりたい作業を進められる、私にとっては好都合であることが判明した。

また、一般的な就労を目指す就労支援とは違ってA型作業所は雇用という形をとるので、月手取り10万円弱だが、賃金が発生する。

そのうえ、基本的に法令やコンプライアンスに違反しないことなら何をどのくらいのペースで進めても自由であるという好条件のため、障がい者雇用でもかなり苦労した発達障害の私が、これから一定の給料をいただいてフリーランスのための職業訓練ができるというのはかなり好待遇ではないかということを悟った。

もちろん、雇用と自営業、どちらもそれぞれメリット、デメリット、大変なことが存在する。

どれをとっても大変ではあるが、私にとっては、フリーランスというのは未経験であったため、一度は経験しておきたいと思った次第でもある。

それを加味したうえで、私は自分でマネタイズするスキルを身に着けておくことは今後の時代を生き抜くためには必須のスキルになると思い、A型作業所でフリーランスの職業訓練、厳密に言えば自発的作業をするという道を選択した。

A型作業所に入所するために

私の現在入所しているA型作業所は、入所のための試験が履歴書を用意して面接1回という形だった。

幸いにも、施設見学の際に案内をしてくださった支援員さんが面接官で、落ち着いて面接に臨めた。

約30分間という長いようであっという間だった面接であるが、今までの仕事の経歴で得意だったこと、苦手だったこと、退職理由などを質問された。

私はマルチタスク、優先順位付けが苦手で、Excel VBAなどの構造的なものを考えることが比較的得意であると語った。

前職でも、マクロを用いて業務改善に取り組んでいたことや、会社の方針で追加された業務がトリガーとなって、キャパオーバーになってしまったことなどを正直に話した。

無事に面接が終了し、「朗報お待ちしております」とあいさつを交わして帰宅した。

一週間後にA型作業所から連絡があり、無事に合格したとの通知を受けたので、ひとまず少し安心した。

現在A型作業所で取り組んでいること

合格したA型作業所で最初は求人冊子のデータ入力の作業を任された。

最初はマニュアル通りに行い、徐々に改善できそうな部分が判明してきたので、Excel VBAと関数を用いて、求人の電話番号に自動的にハイフンを入れる方法や、Excelに入力した求人情報の最終行をその下の行にコピペするという、取り組みやすい業務改善に取り組んでいくことにした。

このようなツールを作成したと支援員さんに伝えると、賞賛され、ぜひともマニュアルを作成してほしいとおっしゃったので、Excel VBAの導入マニュアルを作成した。

更には、マニュアルの印刷範囲をA4サイズに収まるような印刷プレビューを作成するマクロを作って提供したら、印刷もスムーズにいったので、少し安堵している。

支援員さんから、私の作成物を保存してよいという私の個人フォルダを作成していただいたため、それを活用して、デジタルバリアフリーと称して、様々なツールを今後フォルダ内に格納させていただきたく思っている。

久々にはなるが、このブログも入所中のA型作業所から発信している。

安心してフリーランスを目指せるように、障害年金も受給希望なので、現在申請の手続きに取り組んでいる。

まだ申請が通ると決まったわけではないが、少しでも良い方向に進むことを願っている。

これから

自分で稼ぐというスキルを身に着けるために勉強することはいっぱいある。

ライティングスキルはもちろんのこと、アフィリエイトのこと、SNSマーケティング、心理学、AIの使い方・・・先は長いかもしれないが、テクノロジーの進化するスピードは格段に速くなった。

今この瞬間に会得した具体的なマネタイズスキルがあったとして、数か月後には使えなくなっているかもしれない。

だが、そのノウハウだけはいつの時代にも蓄積していくので、その時代に合った方法で、マネタイズしていくことができたらよいのではないかと思っている。

無事に私のフリーランス人生が成功することと、このブログを閲覧している方に、少しでも一歩を踏み出す勇気を与えられたらと、心から願っている。

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